きょうは11/15でこの前書いたみたいにデッカイでっかい慰霊祭がここKutaで行われてる最中、部外者のオレなんかはCottageで大人しくしてる以外ないって感じだから、大分時間が経っちゃったんだけど、前々回(これって今年の7月のことね)のTripで久しぶりに行ったLaosのことでも書こうかと思ってる、、、思いつくままに書いてくからどんな話の展開になるやら??

今朝も定時の波Checkに行ったんだけど、波はよくないし定宿のSatriyaまで帰ってくるのにセレモニーの為の交通規制で一苦労したんで、きょうは日がな一日ここでPCで遊んだり、貸し切りのPoolで日光浴と洒落込もう。 Localのみんなは慰霊祭に行ってくればいいじゃないかって言うんだけど、訳もわからないでLocalの衣装を着てにわかHindiに成りすますのも気が引けるし (お祭ならいいけど、セレモニー、儀式だからね、セレモニ〜〜〜〜〜 だからね)、、、、、この辺がオレのまじめなとこね。 今朝も毛唐が何人かBalineseの正装で会場に向かって歩いてたんだけど、これってHindiでもないのに変だよね、宗教の儀式であって観光写真用の貸衣装じゃあるまいしさ。
こう見えても坊主の孫だから宗教に関してはかなり真面目よ!! 
そんなことどうだっていいから早く話を進めろって?

もうLaosへは何年行ってなかったんだろうか??
大分経つような気もするけど、、、、、たぶん三年ぐらいはご無沙汰だったんじゃないかなと思うんだ。
一時は年に2、3回は行ってたんだけど、オレの探してる布があまり見つからなくなっちゃったのと、もし見つけてもThaiより高くなっちゃったりとかが多くて嫌になっちゃって行かなくなった。

Thaiより高い??これって変に聞こえるんだけど、現地の事情をよく考えてみるととっても納得できること。
原産国と販売している国の価格の逆転って現象はけっこう在るんだね?!?! (オレの言っているのはAntiqueやHandy Craftのことであって新しく作っているお土産品的なものは除外ね!!)
これってちょっとした企業秘密に属するんだけどしょうがないWebPageの友達だから教えちゃうんだけどさ、、、
Thaiで売ってる近隣の国のもの( Laos, Burma, Cambodia,,,etc )は、一般的に考えて原産国に行けば物は安く買えるって思うでしょ??
ところがドッコイ ここは発展途上の国がひしめいているこの地域、一筋縄にはいかないのだね。
Thaiって東南アジアでもっとも大きいHandy CraftとAntiqueのMarketだから大概の物はこの国で探すか、待ってれば手に入ると思って間違いない。 何でこのような現象が起きているかと言うとですね、、、、皆さん歴史の授業で習ってご存知の通り、Thaiを取り巻くこれらの国々の多くは仏領インドシナと呼ばれていた地域なんですね。 その後共産圏に移行して以来、つい最近まで一般人の自由な渡航は認められてなかったわけですよ。 即ち、仏領だった時に骨董商を営んでいたり裕福な家系でAntiqueなどを持ってた層が、生活のためにこれらを手放したくっても肝心の顧客となる人たちがいなかった時期がかなりあった、しかも共産主義は骨董的な商売は認めていなっかたのですね。 その間にThaiは観光事業にも積極的に力を入れ、そしてどんどん経済力をつけて現在の東南アジア観光集客率ナンバラ一番の座を築いてしまったのだけど、その間に起きた世界的なOrientalっていうか、Asian Boomの波に乗ってAntiqueやHandy CraftのBuyerがたくさん集まる場所となってしまったのです。 

そして、お金が集まるとこ モノが集まるって言うか、商売熱心なThaiのひとはBuyerが求めれば自国の物だけじゃなく近隣の国の品物もどんどん扱うようになっていった。 当時Thaiの商売人はこれらの品物をどうやって手に入れたかって言うと、自らが現地に赴くわけではなく、何らかのつてを使って現地の人間に求めるものを集めさせ、国境の密貿易によって手に入れる以外に道はなかった。 この頃は双方の利害が一致していた時期だったわけね、、、、珍しく!! 
即ち、片方は買い叩かれても売りたい、片方は相手に売り先が限られてるって知っているから買い叩き易い、しかもMarketが大きくて数が必要とあって大量に買うからますます安くな。 そんな感じのSystemが出来上がってきた上に、Thaiは年々Buyerが増え続けていたのでひとつの商品から法外な利益を望まず、商品の回転率を考える商人が多かったのでいい品物が安いって時期が昔はあったのね。 しかもあのころは今の状況のようにモノが底をついてくるなんて誰も思いもよらなかった。 (これはオレの私的な経験であって、この時期にだって法外な値段で物を買ってしまった ”悲しいBuyer” 数知れず、、、、これはいつでも どこでも同じね!!) 

この昔って言うのはオレが商売を始めた時期と重複するからおおよそ20年以上前だと思う。  しかし、しかしですよ、オレのような商売をやっているものとしたら、誰かが選んでThaiに入ってきたモノを買うんじゃなくって、自分で現地で見たり、選んだりしたい欲求が常にあった。 そして時は流れて、これらの国も外国人の入国を認めるようになるとAntique屋などがLocal Marketの片隅で細々と商売を始めるようになった。 今になってみたら、この時期までが自分で行っていいものを安く、しかもいままで見たことのないもが見つけられたのは、(いわゆる掘り出し物ってやつね)、、、、いい時期だった!! 確かに物を探して旅するのが大変な時期だったなぁ〜〜〜、LaosにしてもCambodiaにしても、交通手段が限られていたのと、治安が不安定だった期間が長かったからねこのふたつの国は。 でも面白かったのも事実なんだ、、、、、オレけっこう過酷な状況って好きなほうでますます燃えてくる。

大分前置きが長くなっちゃったんだけど、、、これからが結論ね。

そして数年が過ぎて観光客も少しずつ増加し、それに伴ってAntique屋なんかもだんだん増えだしてから話がおかしな方向に向かっていくのであった。 現地で店をやっている人たちの間でもだんだんThaiでの商売の情報が入るようになり、ThaiではこのくらいGradeのものがこの位の値段で売ってるらしい、だから ”うちも、これ以下では売らないぞ!!” 的な態度が出始めたら変化は一足飛び、、、、、、、
この後に来る発想はチョット理解に苦しむんだけど、ある時期に一回でも相場より高い値段で売れようものならその日からその品物の値段はそれ以下にはならないし、客数が少ないんだからひとりの客から余計に儲けなければっていう強迫観念なのかどうかその辺は分からないけど、とにかく滅茶苦茶な値段を付け始めるのが常なのだ。 これは連鎖反応的に他の店にも広まり、結果として始めの話にあるような状況を生み出してしまうのです?!?! 
これらの状況を作り出したのは俺らみたいな商売やっているものかもしれないけど、大体が素人感覚の抜けてない商売人か、観光の人が原因だ。 これは単に国という単位に限らず、ThaiやIndonesiaなんかでも閉鎖的だった地域が何らかの理由でOPENになった時にも起こっている。 今まで限られた情報と経済活動しか許されてなかった人たちが(これは国策とかその場所の地域的特質や環境によって)、突然に大量な情報とお金が流れ込むことによってそれらに翻弄され、Controlが不可能な状態になるのはしょうがないことと言うか、何か人間の悲しい本質と弱点を見るようでいつも気持ちのどこかが痛いな。 これって変なたとえだけど、、、中年になってオンナ狂いすると止まらないって言うのと似てる気が (自分を見失ってしまうと言う意味で)、、、、、まじめな話をしていたのに変なところに話が落ち着いちゃったかな?? 

そんでもっていつものように夜行列車に乗ってNonKhaiへ、、、
またまた話が横道に逸れるけど、いままで書いてなかったThaiでの夜行列車事情なんかにちょっと触れてみようかね。
オレはいつも鉄道があるとこはなるべく使うように心がけてるっていうか、、、、貧乏旅行していた時の癖が抜けないのか、それとも元来のけちな性分か、時間が許す限りは汽車を使ってる。 一番安いくて早いBusって手もあるんだけど、ここ10年以上ちょっと遠慮してる、、、、、なんでかって?? あれはサービスが良過ぎて走る冷蔵庫だから目的地に着いたあとに体調を崩してもたまらないからね。
その点列車の旅は他の交通手段に比べたら確かに時間はにかかるんだけど、それなりにいい点がけっこうあるんだな。
まず第一にLocalに親しめるってのがいいね、それから急がず焦らずのGood Asian Rhythmで移動ができるし、夜行列車を使うからHotel代が浮く。そんでもって、まだあるんだないいことが、、、、Thaiの二等の寝台って向かい合わせの二人掛けなんだけど、夜になるとその間に小さなTableを出してくれたうえ、なんとRestaurant CarからBoyが注文を聞きに来たりしてちょっとした宴会気分で旅行ができるんだ。 もちろん持ち込んだものをつまみにBeerだけ頼むこともO.K.だし、、、、
そして眠くなったら車掌に頼んでBedを作ってもらい、列車にしたら広々としたスペースで快適な眠りにつくってのがいつものパターン。 そして翌朝は早く起き出して大地に上る朝日を眺めながら旅情に浸るのもよし、また終着駅ぎりぎりまで寝ていて目的地に着いてからの英気を養うもよし、、、、ま、お好きにして下さいって感じ。

そんな感じでやってきました久々のNonKhai、ここはMekong河のほとりに拓けたThai東北部のLocal Townでここから船に乗ってじゃなかった、最近は橋を渡って対岸のLaosの首都Vientianeに向かう時にVisaを取ったりするので必ず立ち寄る町。 アジアのどこの国の国境地帯にもある殺伐とした特徴のない街並みに慣れるまもなく、BusをつかまえてBorder Pointへ、、、、
ここに来て驚いたのがThai側から大型観光Busでやって来るThai人と中国系とおぼしき人たちがかなりの数に上るってこと。 ちょっと前だったらこのBorderを通過しているのはThaiとLaos間で商売やってる風のLocalとか、Thaiに出稼ぎに行ってて里帰り風のLaos人が中心で閑散としてうらびれた雰囲気だったのが、どこの国でも観光客的オバサンPowerは絶大で、妙な盛り上がりというか活気に満ちた場所に変身していた?!?!
この時点でなんとなく怪しい、疑わしい、むかしのLaosはどこ行った?的な疑問が湧いてきたのも事実だったのだが、なんといっても国境越えのBusに乗ってしまった後だし、いまさらVisa代払ってここまで来て、Laosに10分いてThaiに帰るっていうのも癪だったから乗合のバイク捕まえてVientianeまで。
そしてVientianeではいつもちょっと贅沢をして泊まっているNovotelにCheck Innを済ませてホッと一息。
ここはVientianeで唯一の良き仏領時代風と言うか(仏領時代がよかったのかどうかは不明)コロニアル調で、とっても雰囲気のあるHotelなんだね。 当初のオレの予定ではここに2泊ぐらいして仕事の市場調査をしてから、古都のLuangPrabangまで足を伸ばしてお寺巡りをしてからThaiに帰る予定でいたんだが、、、、、


着いた日の午後から翌日の午前中まで市場やAntique Shop果ては雑貨やまで色々と歩き廻った結果、その日の夜行に飛び乗ってBangkokに帰ろうってことになった?!?!
何でかつて言うとだね、前に何回も来ているからどこに行って物を探せばいいか判っているつもりなんだけど、どこの店で聞いてもBangkokのDealer間での値段の3倍4倍当たり前の値段を言ってくる。 その割にQualityときたら何で自国の物なのにThaiにあるやつより品質が悪いの??って聞きたくなっちゃう程度のもの。 しかも売っている品物の半分がThai製品?? もっともはじめから商売のことは期待してなくって、なんとなく昔のLaosの雰囲気、、、、例えばMekong河のほとりでLoa Cafeを飲んだり、屋台でPhoやLaos風のバケットを食ったりしたくって来たのだけど、初日からMorning Marketでのあまりの雰囲気の悪さに嫌気が差し、そして翌朝楽しみにしていたMekongのほとりでLoa Cafeを、、、しかし河のほとりは公園になってしまってそれも儚い夢と消えてしまったのだった。 そして町全体もなんとなくTouristを意識したような店構えの店が多くなり、あぁ〜〜〜これでオレの知っているって言うかImageのLaosはもう消えてしまったんだなって思ったら、LuanPhrabanも行かないで、自分の中だけの良き時代のいい思い出として取っておいた方がいい気がしてThaiに帰ることを決心した。 そうと決めたら早いこと、さっさと荷物をPackして旅立ちの歌はお手のもの、、、、気がついたらもうNonKhaiの駅でBangkokまでの帰りの列車の予約を変更してた?!?!
そして列車の時間を待つ間、東北のThaiに来たんだからとばかりに本場のソムタムとモォーヨーをたらふく平らげ、片手にお土産のモォーヨーをぶら下げて口から火を噴きながら列車に飛び乗ったSurfin’ Roachのうしろ姿に淋しさが感じられたのは気のせいだったのか??

ってなことで、なんか本題のLaosの話より前置きの方が長くなっちゃったんだけど、勘弁ね。 これ以上Laosのこと長く書いているとたぶん悪口を書き連ねそうだったし、これからLaosに行こうと思ってる人に変な先入観を擁かせちゃうのも悪いしね。(もう十分悪い先入観を持ってしまったってか??)
でも勘違いしないでね!! このはなしはオレの勝手なLaosへの昔の思い入れと、商売上の絡みでこんな結末になっただけど、いまだにノンビリしていいところはたくさんあるんだからね。

きょうはこれ書いたり、Poolで日光浴して一日を過ごしてしまったんだけど、、、、、さっきBeachを見に行ってきたらもうセレモニーは終了したみたいで、昼間たくさん居たPolisiは消えていた。 これで明日からは平常通りの生活に戻れるわけだ、、、、さあ、明日あたりから仕事をこなしてBangkokに帰る準備でも始めるかな。


Have a Wonderful Day and Be Happy mate!!!


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